M Natural History Institute
2015 Mar.




この博物館は、韓国ソウル近郊のビル(Keumkang Penterium IT Tower)の一室にあります。
館長(JI SUP, LEE/李志燮)のコレクションが展示されています。
博物館名の「M」は、館長の息子の名前の頭文字(Min/玟)と鉱物(Mineral)の両方を表しています。
鉱物収集の趣味の普及を目的として無料で公開されており、課外授業などにも使用されています。

ハイエンド・コレクターのコレクションを見る機会は、貴重です。
韓国は欧米に比べれば金銭的にも時間的にも気軽に行けますので、是非訪ねて頂きたいと思います。
博物館は、館長の私費で運営されています。運営が長く続くことを切に願います。

博物館の公式サイトは、http://www.naturehistory.com/です。
トップ画面の「Contact」のタブを押すと、地図や住所、開館日時、申込用の入力欄などが表示されます。

博物館の最寄駅は、8号線の丹岱オゴリ駅(Dandaeogeori Station)です。


最寄駅からの所要時間はタクシーで10分程度で、その料金は約4500ウォン(100ウォン=約10円)です。
ちなみに、タクシーの初乗り料金は3000ウォンです。
タクシーを捕まえるとき、手を上ではなく前に伸ばすのが韓国の流儀です。
タクシーのドアは自動では開閉しないので、開閉は自分で行います。外国では普通のことです。
一般のタクシーは英語が通じない恐れがありますので、予め地図を印刷して用意しておくことをお勧めします。

開館日時は、一部の土曜日(翌月の予定が公式サイトに表示されます)の午後(14:00-17:00)です。
14:00-17:00の間であれば何時訪ねても大丈夫ですが、開館と同時に入館することをお勧めします。
3時間は私には短かったです。

入館には、事前の申込が必要です。
申込は、公式サイトの入力欄に、ご自身の名前、e-mailアドレス、希望日時などを入力することで行います。
入力は、私の場合は妻がハングル語で行いましたが、英語でも可能だと思います。日本語は不可だと思います。

ビルに入ると警備員に来所目的を尋ねられますので、博物館に来た旨を告げ、エレベータで3階に昇ります。
3階の一室が博物館の展示室です。トイレは、3階にありますが、展示室とは別室です。
展示室に入ると館長がいらっしゃいますので、ご挨拶をし、注意事項などをお聞きします。
カメラによる写真撮影は基本的に自由ですが、フラッシュ撮影は禁止されています。
三脚については尋ねていませんが、遠慮した方がよいと思います。


館長は、韓国最大企業のサムスン電子の元副社長で、若き日のアメリカ赴任中に鉱物収集に目覚めて以来、
鉱物収集を35年続けています。鉱物収集のため、鉱物学を自修したそうです。
現在はサムスン電子を退職され、大学の講師をなさっています。
とても気さくな方で、自ら説明役を担います。展示の配置替えや掃除なども自分でされています。


展示室はロフト付きです。ロフトは通常非公開です。ロフトには、応接机やソファ、収蔵棚、勉強机などがありました。
収蔵棚には多数の逸品が収められており、特にタンザナイトとアメトリンが素晴らしかったです。
許しを得てタンザナイトに触れましたが、手が緊張で震え、持ち上げることは怖くて出来ませんでした。

勉強机にはThe Mineralogical Recordが置かれていました。
ロフトから見た展示室の写真を下に掲載します。



展示室には訪問者の感想ノートが置いてあります。
宜しければ簡単で結構ですので、退出前に感想を書いて下さい。
感想文を読むのが館長の何よりの楽しみだそうです。

館長には本サイトをご覧頂いております。

スケールとしてはラベルをお使い下さい。ラベルのサイズは名刺サイズです。

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